なぜ「プリキュア」シリーズは大人や子供にも大人気なのか?

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「プリキュア」シリーズは大人も楽しめるのか? 

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 アニメは子どもの観るもの、とされていたのは今や昔のこと。レンタルビデオ店でアニメのDVDを借りている大人は多いですし、ネットの掲示板でも大人がアニメについて議論を戦わせていたりします。

 子どものころアニメ好きだった人たちが大人になり、社会自体もアニメを観る大人に寛容になって、制作側も最初から大人視聴者を視野に入れています。子どもを持つ親はもちろん、子どものいない大人も楽しめるアニメは多く作られていますね。

たとえば、「プリキュア」シリーズ。
 2004年に制作された初代プリキュア『ふたりはプリキュア』より、14年経った現在も新シリーズが作られ続けています。最初に見ていた子どもたちの上のほうが中高生だとすれば、今は子育て世代になって子どもと一緒に見ているかもしれませんね。

「プリキュア」シリーズのよさとは?

 ところで、「プリキュア」シリーズに関し、ネット上で有名な話題があります。「プリキュアのメインターゲットは、女児と成人男性である」というもの。

 その際貼られる画像の真偽は確認できなかったものの、実際に大人も多く見ているアニメであることは確かです。映画化された際に映画館に行ってみると、子どもとその親だけでなく、男性だけのグループや大人の女性の姿もあります。

「プリキュア」シリーズはなぜ、大人が見ても楽しめるのでしょうか。
 それは、近年の子ども向けアニメの多くがそうなっているように、「子どもに教育する」目的から、「子どもも大人も楽しめる」ものに進化してきているからでもあります。

大人世代が見てうなずけるようなネタや懐かしい作品のパロディを組み込んでいる作品も多いです。魔法少女、少女が変身して悪と戦う物語は、数多く作られてきましたが、近年はただ「正義と悪」に分けるのではなく、悪とされる側の事情も掘り下げられています。

多様性と枠にとらわれない描写

 大人も注目しているという最新作の『HUGっと! プリキュア』を紹介します。この作品は、「なんでもできる!なんでもなれる!輝く未来を抱きしめて!」というテーマで作られ、女の子の身近な憧れの存在・お母さんの強さを描いているのだそう。お母さんも子どもといっしょに見て楽しめる作品ですね。

はぐたんという可愛い赤ちゃんも出てきます。頑張っているすべての人にエールを送るような内容なので爽やかな気持ちになれるでしょう。

『HUGっと! プリキュア』では、「男の子だってお姫様になれる」という、ひと昔前なら聞かれなかったような名言を生み出しました。制約にとらわれず自分らしく生きること、自分の夢やしたいことを貫くことを肯定するメッセージを送っています。

 プリキュアがウケたのは、これまでの少女アニメでタブーだった女の子の暴力シーンを取り入れたからとも言われています。今までの魔法少女アニメは、戦うといっても殴る・蹴るではなく、光線や魔法による攻撃が中心でした。

しかし、「プリキュア」シリーズは初代から活動的な少女を中心にし、魔法の代わりに武術をイメージさせる攻撃を取り入れました。保護者からは顔をしかめられることもありましたが、視聴者の少女たちに受け入れられ、プリキュアは一つの壁を破ったのです。

「プリキュア」のリアルさ

 また、「プリキュア」シリーズは女の子たちをただの仲良しグループに描いてはいません。本気で喧嘩することもありますし、嫉妬やコンプレックスなど醜い感情を抱いてしまうこともあります。

児童向けアニメではみんな友達になることが推奨され、仲良くすることがよいこととされていますが、実際には難しいですよね。幼児でも合わない子はいて、友達関係に悩むことはあります。「プリキュア」シリーズはそういった点をリアルに描いていて、子ども向けの甘さに逃げようとはしません。

 女児からも、その点が支持されているのでしょう。また、「子どもは分からないだろう」と濁すこともせず、恋愛や社会の問題を取り上げています。「みんないっしょ」ではないから、助け合って強く生きていかなくてはならないと、子どもにも大人にも教えてくれるのです。

まとめ

 大人と子どもの両方が楽しめるアニメが増えてきているのはよいことですが、最後に問題点も挙げておきましょう。経済力のある大人が限定グッズを買い占めてしまって子どもが買えなくなることや、児童向けのカードゲーム機械などに大人がいて、子どもがプレイできないことなどです。

 昔も「大きいお友達」はいましたが、社会の目もありましたし、今のように堂々と児童向けのコーナーに入ってくることはありませんでした。大人のファンがコスプレ姿で少女アニメのやっている映画館に行って、親子連れが驚くといったこともあるようです。大人ファンは、子ども優先であることを忘れずに、節度を持って楽しみましょう。

 商業主義の弊害でもありますが、大人向けと子ども向けの共存が行き過ぎると、子ども向けなのに成人向け表現がされて問題になったり、本来のターゲットである子ども・保護者への配慮が忘れられたりもします。「大人も楽しめる」という言葉が良い意味で使われるアニメであってほしいですね。

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